泣き恋心


「はい…///しましたよ…///」
「おー!やっぱり!どこで?どんなシチュエーションでおやりになったの?」

 
ちえり…これじゃぁまるで…取り調べみたいだよ…いつかカツ丼が出てくるよ…。
「まぁ…最初は…白鳥の女神像で待ち合わせて…それから…図書館に行って…」

な…なぜに…?

「それで私は江戸川乱ホさんの小説を読んでて…そしたら麻乱が…」
「麻乱が?」
「肩をトンッてしてきたから何かなって思って見たら…手招きされて…本棚の方に…そしたら壁に倒されて…チュッ…って…///」
「………」
「ちょ…なんか反応してよ!」
「いや…よくあるパターンだなって…てか図書館は誰が提案したわけ?」

私の推測では…水口…

「麻乱が借りたい本があるからって…」

やはりな…ビンゴ!

「多分…やりたかっただけだよ…きっと…」
「それでも!私…嬉しかった…麻乱からしてくれて…」

優利は嬉しそうにそう言っていた。

「そっか…なら…よかったね!優利!」
「うん!ありがと!」
「じゃぁいい話も聞けましたし…そろそろ寝ます?続きは明日ってことで!」
「そうだね!明日もありますし!」
「えっ…二人の話は聞かせてくれないの?」
「だから明日…ね?」
「うん!わかった!おやすみ二人とも!」
「おやすみ!」

そうして私たちは眠りについた。





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