ぷらっちなむ・パーフェクト
「わかりやすいけど、めんどくさい。どうせめんどくさいこと言い出すんだろうから聞かないけど、あんたはどうしたいの?」

突然の質問返しに奈津は返答に詰まった。

「え?」

「誰かのため、何かのため。そうじゃなくて。奈津はどうしたいの?奈津の一番大切なものは何?」

自分がどうしたいか?自分の一番大切なもの?

「あんたは自分と向き合ってないのよ。自分の心の声を聞きなさい。そして、たまにはそれに素直に従ってみなさい」

那美はそれだけ言うと、一瞬だけ笑顔を見せてログハウスへと歩いていった。
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