ぷらっちなむ・パーフェクト
巨白!!出現
次の日。天気は快晴。絶好のウェイクボード日和。

「いやー いい天気だねー。子供たちが楽しそうだよ」

昨日の乱闘の結果、梅男の腫れあがった右瞼と左頬に大きなガーゼが貼られている。

「そしてそんな日に俺達は待機」

富田がイスに深くもたれかかる富田。背もたれが悲鳴をあげる。

「少しは俺達の事情もちょっとは考えろっつーの」

5人は川を賑わす都会からやってきた若者達を遠い目で見ている。同じスポーツに興じる若者達だが、親近感がわかないのは都会がどこか知らない世界のような感覚を持っているためだろう。
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