ぷらっちなむ・パーフェクト
「あたたたた。。。」

「大げさなんだから。ただの打撲」

奈津は那美に手当てを受けていた。と言ってもシップを貼っただけだが。

「いやー、那美さんが元病院勤めで助かったよー」

「まぁね」

「外科だっけ?」

「ううん。事務」

那美と梅男のやり取りに思わず奈津は反応した。

「はい!?」

「はい、これで少しは歩けるようになったでしょ」

「いや、あの、今なんて?」

「でも、あんまり無茶しちゃだめよ」

「いや、、、」

「さ、あんた達も。これでわかったでしょ。もう危ないから川に入るのは禁止。まぁ、マリンジェットも沈んじゃったし、入りたくても入れないだろうけど」

那美の言葉に、奈津以外の4人は何も言わずにそれぞれが違う方向にゆっくりと目を逸らして行った。受け入れざるを得ない、無言の承諾だ。

奈津はシップの張られた自分の両足を見る。

明日病院でちゃんと見てもらおう。
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