ぷらっちなむ・パーフェクト
「よく当たる占い師に相談したらさ、白い厄介ものにはこれだって」

「良く当たる占い師?」

梅男が胡散臭そうな表情をする。

「そうよ。なんせ私の結婚10年は無いって見抜いちゃう占い師なんだから」

「かなり信頼できる占い師だ」

5人は上げたときと同じように一斉に頭を擡げた。

「ラミネートもしてもらって、防水加工もばっちりよ」

仏の信心と科学の融合。有り難味の欠片もない。5人はもとのうなだれた状態に戻る。

「ちょっと、聞いてる?」

「聞いてる聞いてる。んで那美さん。そのお札をどうすればいいの?」

梅男が家から持ち出してきたチーズたらを口に放り込む。

「決まってるじゃない。貼るのよ」

「どこに」

「アイツに」

「誰が」

「あんた達に決まってるじゃない」

「どうやって」

那美は両肩をあげ、首を傾げながら言った。

「。。。さぁ?」
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