ぷらっちなむ・パーフェクト
その緊張が最大限に達した時、タカが口を開く。

「すぐになんて無理だ。今の装備じゃ全く相手にならない。あいつのパワーに耐えられる竿と糸が必要だ。それも、人数分だ」

緊張が解ける。梅男も片頬を釣り上げてにやりと笑う。

「いつならいける?」

「明日の夕方」

「じゃぁ、15時だ」

「急いでも17時にはなる」

「16時」

タカは諦め顔をすると、小さくゆらゆらと頷く。それを見た梅男は、またも大きな声で号令をかけた。

「おまえらー!大急ぎで準備にとりかかれー!明日の夕方までに間に合わせるんだー!」
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