ぷらっちなむ・パーフェクト
10mほどの距離まで糸を伸ばすと、再びリールをロックする。引力を失い止まりかけていた奈津が再び滑り出す。

そして、先ほどまで殆ど直線だった滑走ラインを左右に大きく揺れるライディングに変えた。

「何か考えてる」

紺が晴の方を向く。晴は黙って頷き、その様子を見守る。
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