ぷらっちなむ・パーフェクト
最後の夜
結果から言うと。

梅男×-○鈴木君
富田×-○佐藤君
紺 ×-○山田君
晴 ○-×高橋君
奈津×-○アキ (負傷棄権)

晴が一矢報いたが、1勝4敗。

一番手の梅男から始まり、富田、紺が立て続けに負け、第4戦を待たずに勝敗は決まっていた。

バラエティ番組としては、非常にやってはいけないことだ。

「最後の人が勝ったら3ポイントとかやったら盛り上がるのにね」

などと富田が勝手なことを言っていたが、これは三流とは言え青春小説という文学でありバラエティではない。

やっていることはバラエティ番組となんら変わらなくても、活字として表現しているので誰が何と言おうと文学だ。

兎にも角にも、こうして「2008年俺達の冬」は、奈津達の9連敗というかたちで幕を閉じた。

出番直前に開会式での傷口が開き、またも流血騒ぎを起こした奈津には救急車のお出迎えというおまけ付きで棄権となった。
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