ぷらっちなむ・パーフェクト
「もう、アンタ達営業妨害よ」

一騒動起こした梅男と富田をつまみ出すように、事務所兼フロントのログハウスから女が出てきた。

手には緑色の液体の入ったグラス。表面に浮き上がった水滴が涼しげだった。

「だってひでーよ。日焼け止めよこすなんてさ」

「こんがり焼かれるはずだった俺達の時間を返せ!」

梅男と富田が文句を言う。

「ちょっと間違えちゃっただけでしょー。ホラ、それ塗れば問題なし」

梅男が手にしているものは、今度はちゃんとサンオイル。

女の名前は那美。ここログハウスの主だ。

ヘソまで届かないピタピタの黄色いTシャツに、腿も露わなデニム生地のホットパンツ。

グレープフルーツを仕込んでるんじゃないかというほどの胸の膨らみと形のいいヒップを左右に揺らし、フェロモン全開。
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