ぷらっちなむ・パーフェクト
家に帰るといつもと違って静かだった。

いつもは父親の信が大声を出して相撲か野球を見ているから、非常に騒々しい。

だが、今日は信の愛車の白い中型トラックも庭にない。

部屋から漏れる灯りもない。

どこかへ出かけてるらしい。相撲の場所中にTVの前にいないのは珍しい。

静かな家の2階にあがり、自分の部屋のベッドに横になる。眠気はほとんど間をおかずに襲ってくる。

口の中で仄かにメントールの風味を感じ、喉を鳴らして唾液を飲み込む。体の要求に逆らうことなく深い眠りへと落ちていった。
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