ぷらっちなむ・パーフェクト
「なんでいるの?」

次の日。奈津は外房マリンにやって来ていた。昨日突然この町にやってきた満里を連れて。4人の反応は声を揃えてこれだった。

「何よ。用がないと来ちゃいけないわけ?」

空には相変わらずじりじりと太陽が照り付けている。

「いや、いやいやいや。来るなら来るって言ってくれればよ~」

「連絡したわよ」

梅男の言葉にあっさりと満里が答える。

「うそ?」

「ほんと」

「家に?」

「そうよ」

「俺の?」

「そうよ」

「いつ?」

「1週間前」

「まじで?」

「まじで。変な子供が出て話にならなかったけど」

「あはははー!だめじゃん梅男ん家」
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