ぷらっちなむ・パーフェクト
入り口のドアが勢い良く開き、水を滴らせた5人が外房マリンに雪崩れ込む。

「那美さん、ウェイク1丁!」富田が人差し指を立てて叫ぶ。

「ちょっと、何!?」デスクで事務処理をしていた那美は驚いて立ち上がる。

「ボート貸してくれよ!」梅男が勢い余って前のめりにカウンターに両手を着く。

「だから、なんなのよいきなり」

「那美さん、俺達ウェイクやることにしたから」晴が続ける。
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