ぷらっちなむ・パーフェクト
整列している選手達が、鼻水だとかズボンの裾だとか。どんなにくだらないしゃべくりをしていても開会式は進行していく。
奈津達の隣に整列しているもう一つの参加チームの5人は、梅男達の不協和音を甚だ迷惑そうにしているが。
「選手、宣誓」
選手宣誓のアナウンスを受け、隣の列の中から1人が壇上に向かう。スノーボードのブーツを履いているからロボットみたいな歩き方になる。
彼の名前はアキ。上下カーキ色に揃えたウェアで、開会式用にセットされた壇上へあがる。整列している選手達と向き合う格好となる。
壇上の中央にはマイクが立てられており、その右側にアキが立つ。
「奈津!・・・奈津!」
晴が前に並ぶ奈津を呼ぶ。
「ん?」
我に返った奈津は、晴を見る。
「行けって。お前だろ」
壇上を指差して晴が一言。
奈津は晴の指差す方向を見る。壇上では、アキが1人立っている。
一瞬間をおいた後、奈津は慌てて走り出した。
奈津達の隣に整列しているもう一つの参加チームの5人は、梅男達の不協和音を甚だ迷惑そうにしているが。
「選手、宣誓」
選手宣誓のアナウンスを受け、隣の列の中から1人が壇上に向かう。スノーボードのブーツを履いているからロボットみたいな歩き方になる。
彼の名前はアキ。上下カーキ色に揃えたウェアで、開会式用にセットされた壇上へあがる。整列している選手達と向き合う格好となる。
壇上の中央にはマイクが立てられており、その右側にアキが立つ。
「奈津!・・・奈津!」
晴が前に並ぶ奈津を呼ぶ。
「ん?」
我に返った奈津は、晴を見る。
「行けって。お前だろ」
壇上を指差して晴が一言。
奈津は晴の指差す方向を見る。壇上では、アキが1人立っている。
一瞬間をおいた後、奈津は慌てて走り出した。