私のペットは俺様美男!!!
├ 慣れる
「…………コイツ………。」
取り敢えず男の人を叶多君のベッドに寝かせて、叶多君と私は男の人をまじまじと見つめた。
「何でこんなにイケメンなんだ…。」
そう。
男の人は、凄いイケメンだった。
アイドルとか俳優とか、そんな潜りに入らないくらいの美形。
白磁のように滑らかで艶やかな肌、鼻梁は彫りが深く彫刻みたいで………本当に綺麗な人だった。
「でも、背は叶多君と同じだね。」
「それが救いだな…。」
ボロボロのジャケットを脱がして、男の人には叶多君の部屋着を着せてみた。
サイズはぴったり。
ちなみに叶多君の身長は182。
「で、だ。」
叶多君は椅子に座って、私の顔を見つめた。
「コイツ、どーすんの。」
「うぇ?」
「うぇ、じゃねぇ。お前が拾ったんだろうが。」
私は男の人の顔を眺めた。
心なしか、落ち着いてる……ように見える。