私のペットは俺様美男!!!
「少なくとも客に出せるもんじゃない。」
「えぇぇ!?頑張ったんだよ!?」
私が叫ぶと、叶多君が肩を竦めた。
「後で俺が食べる。何か取り敢えず冷凍食品チンして来い。」
「酷!!私の料理がインスタント以下ってワケ!?」
私の言葉に、叶多君が頷く。
「ほら、昨日の亜樹の弁当の残りで良いから。」
「良い。」
―――――え?
私と叶多君が男の人を見る。
男の人はシチューを眺め、呟いた。
「食えりゃ何でも良い。」
「え、あ……ありがとうございます!!」
この人、すっごい良い人!!
「早く寄越せ、チビ。」
―――――やっぱ撤回。