私のペットは俺様美男!!!
「チビ……。」
―――確かに高校2年生で153センチはチビだろうけど…。
私は肩を落としながらシチューを男の人に渡した。
男の人が、ゆっくりとスプーンでシチューを掬う。
その指先が細く綺麗で、私は思わず見とれてしまった。
「ど、どうですか!?」
「…真理亜、うまいわけ無いだろ。」
「叶多君は黙ってて。」
カチャカチャ、とスプーンが皿を擦る音が響く。
「………………。」
む、無言が痛い………。
「…………………………………………………………食えたモンじゃないな。」
な、こ、こいつ………っ!!