私のペットは俺様美男!!!
「何?何が欲しいの?言っとくけど金は無いんだけど…。」
「………目、瞑れ。」
「え?」
目を?
「…………目、瞑れ。」
恭介はゆっくりと、その大きな掌で私の視界を隠した。
そして、もう片方の掌が私の頬を撫でる。
「き、恭介?」
「黙ってろ………」
頬にかかる、恭介の息――――………。
私の頬を撫でる、暖かな温もり。
熱い、熱い息遣い。
「―――――恭介、何、して……」
そして。
べろん。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
耳を舐められて、私は絶叫した。