私のペットは俺様美男!!!
「あー…明日学校めんどくさい…。」
私は恭介と二階に上がりながら、そう愚痴を漏らした。
「別にイジメとかされてる訳じゃないし、学校って楽しいけどさ?なーんか前日ってだるくって嫌になっちゃう。」
「…………学校、か。」
ふ、と微笑する恭介。
――――その横顔が、何故か悲しげに見えた。
「………恭介?」
「2年だったな。大学、行くのか?」
「え?あ、うん。一応。」
「そうか。」
恭介は部屋の前で止まり、ふっと笑って私を見下ろした。
「勉強、頑張れよ。……じゃ、おやすみ。」
「あ、……っと、恭介。」
何だかまだ恭介を一人にしたくなくて、私は恭介の腕を掴んだ。
「まだ、話さない?」
なんでこんな事を言ったのか、自分でもよく分からない。
ただ、恭介が少し………
寂しそう、だったから。