モテヤンキーにコクられて

「痛っ、やっ…やめて下さいっ」


「じゃー、条件撤回してもらおーか」


「嫌ですっ！！！！」


「何で嫌なんだよ…くだらねー意地張んなって」


「意地張ってるわけじゃないです！」


「ふーん…」


柴田先輩は握った手を軽く緩めたから、離してくれたかと思ったら、もう片方の手を添えてあたしの両手を挟んだ。


「握り潰すとか、尋常じゃねーから…方法変えよーか」