モテヤンキーにコクられて
「うぅっ…ひっく…ひっく」


泣きすぎて嗚咽が止まらない。



「クゥ~ン…」


飼い犬のコテツが寄ってきて、あたしの顔をペロペロとなめる。



「コテツ~…あたし、もぉやだ。何でこんなにバカなんだろ。あたしがバカにされたのって、柴田先輩が原因なのに、のこのこデートについて行ったりして…」


「ワンッ」


「うん…そーだね。柴田先輩のせいじゃないよね…。あたしが、あんな日に告白したのがいけなかったんだ…」




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