モテヤンキーにコクられて
「そっ…そうだよな。ハハッ、元気なさそうだから、笑ってもらおうと思ったんだけど…こんな話おもしろくねぇよな」


その話がどうでもいいっていうよりか、柴田先輩とはもう話したくない。


中学のときのことを思いだすのも嫌だし、


柴田先輩の記憶の中に、空気の読めない最悪女だって刻まれてることも思い出したくない。


「土曜はすみませんでした…。やっぱりわかりました。あたしと柴田先輩は合わないんで。さようなら」


「…はいっ?」






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