モテヤンキーにコクられて
「でな? こーいう風に言うだけで、赤くなんの。扱いやすい。ハハッ」



なっ……!



そのために、言っただけなんだ!?



「信じらんないっ!!」



あたしはムカついて、そのまま教室を出ていった。



今から朝の朝礼が始まるけど、もうそんなことどうでもいい。



ホント、柴田先輩って人はっ……!!







「おい、待てって!」



柴田先輩が後ろから追いかけてくるのがわかったから、あたしは全速力で走って逃げた。



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