モテヤンキーにコクられて
絶対に、掴まらないんだからっ!!



校舎を駆けめぐり、別棟にある図書室に逃げこんだ。



図書室の鍵は開いてるけど、中にはちょうど誰もいなかった。







ココまで来れば、もう……見つからない……よね?



ハァ……ハァ。



肩で息をしながら、なんとか息を整える。



なんで朝から全力疾走しなきゃなんないのよー!



柴田先輩って運動神経いいはずだけど、あたしだって逃げ足には自信があるんだから。



さすがの柴田先輩も、追いかけてこれなかったみたいだね。








< 291 / 396 >

この作品をシェア

pagetop