モテヤンキーにコクられて
「あっ……あたしに、ヘンなことしたら……タダじゃおきませんからっ!!」



思いっきり威嚇したつもりなのに、柴田先輩はヘラヘラと笑ってる。



「ヘンなことってなんだよ~。なぁ、頼むよ……ちょっとだけでいーから」



なっ、ちょっとだけなにするつもり!?



あたしは自分の胸を隠すように、両手でガードした。



そしたら先輩はあたしの膝の上に、コテッと横になってきた。



……へっ?



「あ~、すげぇ眠い。どうせサボんだろ? 寝てていいよな」



あっ……膝マクラ。



なんだ……。



あたしはてっきり、キスだとかそれ以上のことをされるのかと……。


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