モテヤンキーにコクられて
「偶然なんだからっ。暑い…そう、ここ暑いから。上着脱ぎます」


そう言って、あたしは羽織ってたカーディガンを脱いだ。


「おー、暑いよな。もっと豪快に脱いでいいぜ?」


「は!?」


柴田先輩は強引に、あたしのシャツの襟のボタンをはずそうとしてくる。



「キャーっ!!!変態っ」


バッチーン!!!


あたしは勢い余って、柴田先輩の頬を思いっきり引っぱたいた。

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