モテヤンキーにコクられて
「ちょっとーっ!? 誰よっ、こんなの書いたの!!」
真っ赤な顔になってるのはわかったけど、あたしは声を張りあげて、教室の中を見回した。
「へへーっ、俺。中園って、柴田先輩にコクったんだってなー。やるじゃん!!」
「あっ……アンタはっ!!」
あたしの目の前でニヤニヤしてるのは、あたしの天敵である山崎。
コイツとは、体育祭のときもモメたっけ……。
「なんでアンタが知ってんのよ!」
「ブラバンの安田に聞いた。お前、こっぴどくフられたらしーな。
なに、『おととい来やがれ?』ウケる~っ!」
さっ……最悪……だ……。
真っ赤な顔になってるのはわかったけど、あたしは声を張りあげて、教室の中を見回した。
「へへーっ、俺。中園って、柴田先輩にコクったんだってなー。やるじゃん!!」
「あっ……アンタはっ!!」
あたしの目の前でニヤニヤしてるのは、あたしの天敵である山崎。
コイツとは、体育祭のときもモメたっけ……。
「なんでアンタが知ってんのよ!」
「ブラバンの安田に聞いた。お前、こっぴどくフられたらしーな。
なに、『おととい来やがれ?』ウケる~っ!」
さっ……最悪……だ……。