気になる年下男【短編】
その後…浩介くんに電話をした私は、彼に澄嘉ちゃんとの事を問いただした。


浩介くんは澄嘉ちゃんの事を忘れられずにいた事や…


今まで好きだったこと…


その、気持ちを忘れようとして私と付き合った事…


すべてを打ち明けてくれた。



私は…そんな浩介くんの気持ちを聞いて、これ以上怒る事も出来ず彼と別れる事にした。



電話を切った私は、涙一つ出なかった。


たぶん、心のどこかで気付いていたのに、気付かないフリをしていたのだと思う。


浩介くんが私の事を好きだと信じたかったのかもしれない…!!


私が好きな様に、彼も好きだと……

< 22 / 24 >

この作品をシェア

pagetop