LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「朝から何だよ…。泣いて来て、いくつだよ;;」



「お母さん……もうダメよぉ゛ー…っ…」



「…意味わかんねぇよ;;」



「海斗…さん;;」



今はお義母さんを落ち着かせないと。

海斗にティッシュを取らせ、私は2人分のコーヒーを淹れる。

涙は止まらないが、コーヒーを飲み、必死に口を開こうとするも、上手く言葉にならないのか、お義母さんは封筒を取り出した。

海斗と一緒に中の手紙を覗けば、それは裁判所からの通達。

被告人の欄には、見慣れ、聞き慣れた名前が書かれて居て。

驚き、目を擦って見直した。
< 288 / 538 >

この作品をシェア

pagetop