LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「何で海花とお袋に借金があるんだよ!!」



そう。

被告人は、海花さんとお義母さんの名前だった。

聞いた事のない会社から、料金未納で訴えられてる。

滞納金は、500万円。



「私たちにも…わからないのよ…!」



出廷日の期限は1週間。

海斗は用紙をローテーブルに投げ、深い溜め息を吐いた。



「間違えでも、行くしかないだろ…。しかし、何で……海花じゃないか?」



「え…?」



「あいつにサインとか頼まれなかったか?」



「んー……色々と書いてるからね…」



…心当たり、あり…?

だとしたら、500万円は、どう…払うの…?
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