LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「私、一千も払えないわよ…?」
「私は來に頼んでも、100万かな…。あ゛ー、ムカつく!!」
喫茶店へと入ると、お義母さんと海花さんは、ソファータイプの座席に、背中を丸めて座りながら言う。
海斗は財布に残ってた銀行の取り引き明細書の残高を見て、何かを考えてる。
「その全額を、貸しても足りたいよね…?」
高校・大学時代から貯金を欠かさなかったらしい海斗は、200万円は貯金があった。
私もあるにはあるけど全然で。
「だけどこれは…結婚式の費用と、これからも」
…その気持ちだけで、十分だよ。
「私は來に頼んでも、100万かな…。あ゛ー、ムカつく!!」
喫茶店へと入ると、お義母さんと海花さんは、ソファータイプの座席に、背中を丸めて座りながら言う。
海斗は財布に残ってた銀行の取り引き明細書の残高を見て、何かを考えてる。
「その全額を、貸しても足りたいよね…?」
高校・大学時代から貯金を欠かさなかったらしい海斗は、200万円は貯金があった。
私もあるにはあるけど全然で。
「だけどこれは…結婚式の費用と、これからも」
…その気持ちだけで、十分だよ。