LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】



3日後――…。

芽が体調を崩し、下川さんに付き添われて病院に言ってしまい、私は芽の代わりに残業を余儀なくされた。

店長は“用事がある”と逃げた。

下川さんが来るまで、永井さんと2人だなんて苦痛。

いつ来るかもわからない為、補充に専念しても、レジに立たないともいけない。



「……今日はお迎えですね」



彼女の厭味な一言に、私は頷くのも止めた。



「――あれ?何で居んの!?」



「……店長が帰った」



シフトに入って2時間半。

ようやく、下川さんが来てくれた。

私の存在に驚きながら、ユニフォームを取りに行く下川さん。
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