LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「ふぁぁぁー…っ」
設定してたアラームの音で目覚め、私は腕をグーンッと伸ばしながら、ベッドから起き上がった。
まだ残る眠気を堪え、寝室から出ると、永斗と永美の間で、お義母さんが眠って居た。
2人はおしゃぶりを銜え、ぐっすりと寝てる様子。
物音を起てないように注意し、アイロンとアイロン台を準備。
乾きたての、海斗のワイシャツとハンカチのシワを取って行く。
洗濯し、シワを伸ばす度に、奥さんである事を実感して、頑張って働いてくれてる海斗に感謝の気持ちが湧く。
子供用のガーゼや肌着を畳めば、“母親なんだ”って、染々。