LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】



「ふぁぁぁー…っ」



設定してたアラームの音で目覚め、私は腕をグーンッと伸ばしながら、ベッドから起き上がった。

まだ残る眠気を堪え、寝室から出ると、永斗と永美の間で、お義母さんが眠って居た。

2人はおしゃぶりを銜え、ぐっすりと寝てる様子。

物音を起てないように注意し、アイロンとアイロン台を準備。

乾きたての、海斗のワイシャツとハンカチのシワを取って行く。

洗濯し、シワを伸ばす度に、奥さんである事を実感して、頑張って働いてくれてる海斗に感謝の気持ちが湧く。

子供用のガーゼや肌着を畳めば、“母親なんだ”って、染々。
< 503 / 538 >

この作品をシェア

pagetop