LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「やっぱり落ち着かない!」



成美は軽くパニクってるのか、のほほんとしてる妊婦を前に、産婦人科へと連絡を入れた。

しかし、“朝方以降ですね”と言われたらしく、長い長い陣痛に、根気強く付き合う覚悟を決めてる。

芽ちゃんをベッドに寝かせ、俺は子供たちっリビングに布団を敷いて寝る事に。



「海斗はゆっくり寝てて。私が見てるから」



「あぁ。でも、辛くなったら起こせよ?」



「ありがとう…っ」



豆電気だけにし、永斗との間で眠る永美の頭を撫でながら眠る。

…あ゛ぁ…。

無事に産まれてくれ。




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