同じ空の下

二度目のピンク色


「あーあ、眠てぇ。」


春休みが終わり、周りはだるそうにあくびをしている奴が、そこら中にいる。




新垣隼人(あらがき はやと)
この桜が咲き始めて、間もない日から、高校二年生という新たな一年を迎える、ごく普通の高校生だ。




ちなみに、さっき寝ぼけた声であくびをし、オレの後ろの席にいるのは、保育園からの親友

石原和也 (いしはら かずや)

だ。






ガラッ
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