同じ空の下


「あっ!よっ、よろしくお願いします!」



さっきの落ち着いた雰囲気と打って変わって、慌てて取り乱した山下さんを、オレは心から可愛いと思った。






「ハハッ♪緊張してんの!?
あ!オレ和也!
んで、コイツがオレと幼稚園からの腐れ縁の隼人!
わからん事あったら、なんでも聞いてな♪
後、敬語禁止な♪(笑)」




「あ、ありがとうございます‥じゃなかった、ありがとう。
和也くんと隼人くんだね?わからん事とか、いっぱいあるから、これからよろしくね。
あたしの事は、"みどり"って呼んでっ♪」





くしゃっとした笑顔をするコだった。
雰囲気と違い、喋ると意外と気さくなコだった。
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