Return★LOVE!
お隣さん……?
「嘘……。」
「何今さら驚いてんだよ。
お前が先に声かけてきたんだろ?」
ニヤリと笑ったその顔は、確かにどこかでみたことのある顔だった
「ひろくん……?」
「そーだけど。」
そんなの……嘘だ…
だってあたしのしってるひろくんは……優しくて、いつもニコニコしてた
こんなに冷たく笑わない……
茶色く染めた髪
前髪の間から見える冷たい視線はメガネでよりいっそう冷たく感じる
「ま、俺も驚いたけどね
まさかあのメガネで地味っ子だったお隣さんが、美少女になって戻ってたんだから
高校デビューってやつ?」
違う……
「ガキの頃の話だから今さら聞いてもしょーがねーけど、なんであんなエリートだったお前がここに入学しなかったの?
もしかして自信なくなっちゃったの?」
違う……違う!!
「全部決めつけないで!!」