Return★LOVE!
「ずいぶん勝手な理由だな」
しばらくして沈黙を破った言葉は突き放すようなセリフだった
「わかってるよ……
あたしは昔のひろくんに甘えてたから。
許してもらえると思ってた。」
「だけど現実は違った。」
冷ややかな視線があたしに突き刺さった
それでもあたしはひろくんから目をそらさなかった
「タイミングは間違ってるのはわかってる
でも今言う。
あたしはひろくんのことが好きだった。
受験に落ちたあと、絶対に高校には合格してやるって決めてたから。
可愛くなってひろくんに告白したかった
もうあたしは目的を果たせたよ。」