リア充彼氏!!
1章
お隣さん
あぁ…、なんて素敵なんだ
“ワンワン!”
沢山の犬に囲まれてるなんて…
夢のようだ…!
滅茶苦茶可愛いーし
“ワンワン!”
この声…
なんだか落ち着くし、好きだな…
“ジャーンジャーンジャーン!!”
あぁ、落ちつ……
“ジャジャジャジャーン!!”
………
――――……う
――――――…………
「…うるさーい!!!!」
朝から一体何!?
何この音!?
「うるさいよー!うるさいよー!…」
ベッドから思い切り起き上がり、
私は両手で両耳をおさえた。
あぁ゙ー耳が壊れるー!
「うるさいよー!…って!うるさいって言ってるでしょー!!馬鹿ー!!」
―ガラッ!!
「ぅお!!」
私は頭にきっと…いや、絶対ムカつきマークを付けながら
窓を開けた。