桜星サンセット
「まず、好きなのかどうかだよね」
「コウなんかはりきってて怖いよ」
「だって、アンいつも恋愛の達人みたいな事言ってたのに好きになった事ないなんて」
「達人って・・・。あれは全部ママが言ってたの」
まりこさんが。それは納得。
「それに、好きになったことが無いかどうかは分からない。好きがどういう感覚なのか分からないから」
なんか言い訳っぽいけど、まあ、そうか。
「会いたいとか、一緒にいると楽しいとか、その人のことずっと考えてるとか?」
「一応全部当てはまる。最近無意識に虫探しちゃってる。前から虫は好きだったけど、そこまではしてなかった。虫が好きなのか、メールするために虫を探してるのか分からなくなってるの」
いちいち虫がからんでくるのがちょっと分かりにくくさせてるけど。
「じゃあ、メール打ってる時考えてるのは、虫の事かたかし君の事かどっち?」
「あ、たかし君!」
「決まりだね。初めての恋?初めての片思い?どんな感じ」
「そうなんだ。ずっと気持がふわふわして落着かないけど悪くない、かな?」
しみじみと言うアンの頬がみるみるピンク色に輝いていく。
今まで見た中で一番かわいくて、一番美しい、アンだ。
「コウなんかはりきってて怖いよ」
「だって、アンいつも恋愛の達人みたいな事言ってたのに好きになった事ないなんて」
「達人って・・・。あれは全部ママが言ってたの」
まりこさんが。それは納得。
「それに、好きになったことが無いかどうかは分からない。好きがどういう感覚なのか分からないから」
なんか言い訳っぽいけど、まあ、そうか。
「会いたいとか、一緒にいると楽しいとか、その人のことずっと考えてるとか?」
「一応全部当てはまる。最近無意識に虫探しちゃってる。前から虫は好きだったけど、そこまではしてなかった。虫が好きなのか、メールするために虫を探してるのか分からなくなってるの」
いちいち虫がからんでくるのがちょっと分かりにくくさせてるけど。
「じゃあ、メール打ってる時考えてるのは、虫の事かたかし君の事かどっち?」
「あ、たかし君!」
「決まりだね。初めての恋?初めての片思い?どんな感じ」
「そうなんだ。ずっと気持がふわふわして落着かないけど悪くない、かな?」
しみじみと言うアンの頬がみるみるピンク色に輝いていく。
今まで見た中で一番かわいくて、一番美しい、アンだ。