桜星サンセット
歩きながらもずっと服を気にしていた。
お店のガラスに映る自分の姿を何度も見た。
電車に揺られながら窓にうっすらと浮かぶ姿にも目を凝らして見た。
長いはずの50分があっという間で電車のアナウンスは終点を告げた。
「コウーー!!」
改札を出るとすぐにアンの声が響いた。
大きく手を振っているのが見え、私も負けないくらい大きく手を振りながら駆け寄った。
「コウすごいかわいいーー」
アンの予想外の言葉に驚いた。
「そ、そう?ちょっと古いやつなんだ・・・」
ちょっとどころか20年も前のだけど。
「そうなのー?コウが歩くだびに裾がふわふわ揺れてすっごくかわいい。妖精みたい」
ワンピースの脇にある小さな2つのヒダに古さを感じていたが、そのおかげで歩くたびにふわっと広がって揺れていた。
でも妖精って・・・、アンってちょっと不思議ちゃん?
「じゃあ、こっち、乗って」
お店のガラスに映る自分の姿を何度も見た。
電車に揺られながら窓にうっすらと浮かぶ姿にも目を凝らして見た。
長いはずの50分があっという間で電車のアナウンスは終点を告げた。
「コウーー!!」
改札を出るとすぐにアンの声が響いた。
大きく手を振っているのが見え、私も負けないくらい大きく手を振りながら駆け寄った。
「コウすごいかわいいーー」
アンの予想外の言葉に驚いた。
「そ、そう?ちょっと古いやつなんだ・・・」
ちょっとどころか20年も前のだけど。
「そうなのー?コウが歩くだびに裾がふわふわ揺れてすっごくかわいい。妖精みたい」
ワンピースの脇にある小さな2つのヒダに古さを感じていたが、そのおかげで歩くたびにふわっと広がって揺れていた。
でも妖精って・・・、アンってちょっと不思議ちゃん?
「じゃあ、こっち、乗って」