桜星サンセット
「アン、どうしよう。もう嫌だ」
アンは広くんのことについて今まで何も言わなかった。
「コウは広くんの事好きなの?」
「だからもう嫌なの。勝手につきあってるなんて言ってひどいよ」
「じゃあ、何でメールしてたの?前は好きだった?」
「前は、いいなって思ってた。楽しかったし。好きまでは分からない」
「広くんは確かに勘違いしちゃって悪いけど、コウにも責任はあるんだよ」
なんでそんな事言うの?みんなは同情してくれたのに。
私はただ普通にメールしてただけだよ。
「責任って?」
「メールにいい事ばっかり書いてなかった?良く思われたいって思ってなかった?」
それは、思ってた・・・。
広くんが喜んでくれそうな事、たいして好きでもない音楽を良いって言ったり、見てもいないテレビ番組をおもしろかったって言ったりしてた。
「いいなって思ってる人に良く思われたいのはもちろん分かるよ。でも、素のコウをちゃんと見てくれる人でないとダメなの。良い所も悪いところも。相手も同じ」
確かにそうだ。
「ちょっとーー、コウちゃーん」
帰ったはずの舞ちゃんが教室に走ってきた。
アンは広くんのことについて今まで何も言わなかった。
「コウは広くんの事好きなの?」
「だからもう嫌なの。勝手につきあってるなんて言ってひどいよ」
「じゃあ、何でメールしてたの?前は好きだった?」
「前は、いいなって思ってた。楽しかったし。好きまでは分からない」
「広くんは確かに勘違いしちゃって悪いけど、コウにも責任はあるんだよ」
なんでそんな事言うの?みんなは同情してくれたのに。
私はただ普通にメールしてただけだよ。
「責任って?」
「メールにいい事ばっかり書いてなかった?良く思われたいって思ってなかった?」
それは、思ってた・・・。
広くんが喜んでくれそうな事、たいして好きでもない音楽を良いって言ったり、見てもいないテレビ番組をおもしろかったって言ったりしてた。
「いいなって思ってる人に良く思われたいのはもちろん分かるよ。でも、素のコウをちゃんと見てくれる人でないとダメなの。良い所も悪いところも。相手も同じ」
確かにそうだ。
「ちょっとーー、コウちゃーん」
帰ったはずの舞ちゃんが教室に走ってきた。