記憶が思い出に変わる時(仮)
ーガララ…
「こんばんは…」
「あーっ、ゆーりちゃん!」
「えへへ、来ちゃった」
そう、日向に黙って。
「椎名ちゃん、体どう?」
「いーかんじー♪」
「そっか!」
途端にキョロキョロしだす、
椎名ちゃん。
わかるよ…お兄ちゃんだよね?
「お兄ちゃん、一緒じゃあないの?」
「うん…ちょっとね。あ、でも後から来るはずだからーー…「んーーー」」
眉間にシワをよせて
眉をしかめると
はっきりと言った。
「しぃは、ゆーりちゃんといる時のお兄ちゃんがすき!!」
「…え…?」