記憶が思い出に変わる時(仮)




「おはよー」

「由衣~っ!!」

「えっ、な、何事⁉」



ーーーーーー


ーーー




「そういうことね…」

「…」

「で、優梨は?」

「で…って?」

「気づいてるでしょ?…村岡くんのこと、好きなんじゃない?」

「…そんなこと……」

「じゃあなんで今、泣きそうな顔してあたしのとこに来たの?」

「あ…」

「優梨が何を想おうと、誰を想おうと大いに結構。でもね。ちゃんと前に進まないとダメなんだからね?優梨は“今”を生きてるんだから……」

「い、ま…」
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