記憶が思い出に変わる時(仮)
「由衣ーっ!」
「おはよ、クラス別で残念…「うわぁーっ」」
「何よ…うるさい…村岡くん一緒なんだからいいでしょうが」
「ゆ~い…」
そうです、
あたしは由衣とクラスが離れてしまいました。
由衣が言うように
日向とは一緒なんだけど…
結局日向とは
何にもないし…
あたしが勇気ないだけなんだけど
タイミングというものが
なかなか掴めなくて…
「い、岩瀬たちがいる…」
「…それは災難」
「え、それだけ⁈」
「…優梨が前に進み始めたみたいに、あの子たちだって進んでるよ、きっと」
「そうなのかなぁ…」
季節と共に
人の心も変わっていく。