記憶が思い出に変わる時(仮)





「優梨っ大丈夫?!」

「?なにが?」


「何って――…
ううん、なんでもないや」
「変な由衣~」



こいつ、
自分がトリップしてたこと
わかってないのか…?


…まあ別に関係ないけど。



「あっ!いたいたー!」

「学年トップの
イケメンとかやっばーい!」



…いつの間にか囲まれた机。

めんどくせぇな…。



チラッと隣を見ると
服部優梨と目が合った。


…が、おもいっきりそらされた。

ムカつく女だな…



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