記憶が思い出に変わる時(仮)
「…あたしは吹奏楽だよ」
「へぇ…?」
「な、なにっ?」
「でもお前、バスケ好きだろ?」
「え…」
わ、笑ったぁ――…
不謹慎だけどかっこいい…
「おーい!1年!」
ビクッ
「はい」
せ、先輩たちか…
村岡日向に飛び付いてきた。
「バスケ部入ってくれー!」
「おま、落ち着けよ(笑)」
「こんなノリの部活で
悪いけどさーっ」
村岡日向はあっという間に先輩に
囲まれてしまった。
「…俺でよければ」
「!!!まじ?!」
「うぉーっ!」
テンションの高い先輩たちだな…
村岡日向の顔が
引きつっている(苦笑)
「服部ちゃんも入る?」
「え、太雅先輩!?
そ、そのつもりです」
紳士なのか軽いのか
イマイチ読めない先輩だな…
いい人だとは思うけど。