記憶が思い出に変わる時(仮)
*運命―さだめ―
*Side優梨
―キーンコーンカーン…
「優梨ーっ!とばっちり?」
「もー笑わないでよーっ」
「ごめんごめん」
そう言ってクスクス
笑い続ける由衣。
「あ、あれ?何か落ちてない?」
「へ?」
由衣の指差す先には
高そうなネックレス。
誰か、落としたのかな?
「あたし、後で先生に届けるね」
ネックレスを拾って
とりあえず
机の中に入れておいた。