記憶が思い出に変わる時(仮)




教室の1番端、
ここがあたしの席…


隣、男子だ。

寝てて顔見えないけど…



―カタン…



あ…起きた。


わ、綺麗な顔…


すー…すー…


数秒あたしを見たかと
思ったら
また、寝た。



何、この人…。


でも、ちょっと
かっこよかったかも。

茶色の髪は
ちょっとチャラそうだけど…




教室に全員がそろってきた頃。



「体育館に移動するぞー!廊下に名簿順に並べーっ」


どのクラスも
先生達が叫んでる。


…隣の席の人は
起きないけど…

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