記憶が思い出に変わる時(仮)
「優梨~?」
「あっごめん!今行く!」
…ほっといていいかな…
「…」
いや、起こしたほうがいいよね?
「あのー…」
返事ないけど
こんな短時間で
爆睡出来るわけないし…
「あのっ!」
「…うっせーな」
ゆっくりと起き上がって
ジロッと睨まれる。
「人がせっかく起こして…」
「頼んでねぇーし」
むっかぁ――っ!!
「優梨~?」
「今行くっ!」
もー知らないっ!
「何、どうしたの?」
「なんもないっ!」
あんなやつと隣なんて…
最悪――っ!!!