記憶が思い出に変わる時(仮)
「加奈~」
「陵?!またさぼり…ってちょっと見せて」
「いだだっ」
「もー…また突き指なんてして…」
「えへ…」
加奈先輩、手際がいい…
きっと手が震えているのは、
陵先輩だからですよね…?
「はい。…あんま無茶しないでね」
「大丈夫だって!さんきゅ!!」
ニッコニコ笑顔な陵先輩に、
顔を赤く染めた加奈先輩。
見てるだけで幸せな気分…(笑)
「日向ーっ次入ってくれー!」
「…はい」
相変わらず無愛想な日向。
でもバスケしてる姿は
かっこよくて
無駄がなくきれい――…